このアクリル板は、バスの前扉が両開きの場合に、最前面席に座った利用者が、前扉に接触するのを防ぐために設けられています。
しかし、往々にして撮影の障害になります。
一番多いのは、アクリル板に傷がついていて、映像にその傷が映り込んでしまう場合です。
バスが真新しい場合は、アクリル板も綺麗な状態なのであまり問題無いのですが、ちょっと古いバスになると大きな引っかき傷が付いていたり、曇りガラスのように擦り傷ができていたりして、撮影に大きな支障が出ます。
場合によっては、差し込んでくる日光が、アクリル板に付いた傷をあぶり出して、その傷にカメラのピントが合ってしまい、肝心の景色がうまく撮影できなくなる事態も起きます。
対策としては、少しでも傷が少ない場所を見つけて、そこにカメラのレンズが行くように調節するしかありません。
次に、アクリル板に、注意書き等のシールがベタベタ貼られている場合です。
貼られている位置が微妙なことが実に多く、うっかりすると映像中に映り込んでしまいます。
対策としては、シールが貼られていない場所を見つけて、そこにカメラのレンズが行くように調節するしかありません。
ひどい場合には、アクリル板全体に、黄色い不透明な紙が貼られて、一切、前面展望が見えなくしているバスも存在します。最前面席を魅力無いようにして、子どもや老人が座るのを防止しようとする狙いがあるみたいですが、これだと、一切撮影できません。
前面アクリル板は、とにかく困った存在です。ゴリラガラスとか採用してもらえると改善するのでしょうか。
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