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2012年12月11日火曜日

路線バス前面展望で、カメラ手持ち撮影が必要な理由

路線バスの前面展望撮影では、カメラの手持ちでの撮影が、どうしても必要となります。

理由は、

・バス毎に、最前面席の前方向の、手すり位置、注意書き表示、貼り付け位置、アクリル板設置位置が、ほとんど全部異なっていて、その都度、吸盤とかの据付位置を試行錯誤するはめになるが、うまく設置できなかったり、バスがすぐ発車してしまい、据付する時間的余裕が無かったりするため。

・バスの前の扉の位置と、最前面席の前方向とがかぶる。前扉を通る乗客の顔や姿が、据付のままだとどうしても撮影されてしまう。回避するには、カメラを移動して避ける必要があるが、カメラ固定据付だと、それが難しい。カメラの前を黒紙等で遮るという手もあるが。

・左側車窓で、良い景色が飛び込んできた時、とっさにカメラの視点を変えて左側車窓を撮影することが、据付だと出来ない。

・バスが走行中に振動すると、吸盤やネジ締め方式の据付機材の場合、据付位置が徐々にずれてきて、画角がおかしくなる。その異変に、なかなか気づきにくい。

といったところでしょうか。


ただし、手持ちだと、

・画面が、車両の振動に合わせてぶれる。
・とにかく手が疲れる。カメラを持つ手が疲れてくると、画角がおかしくなる。

といった欠点がどうしても生じます。

解決策としては、カメラを、前方向の手すりの上に暫定的に乗っけて撮影するというのがありますが、バスによっては、手すりが無かったり、位置が不適切だったりして、うまく行かないことも多いです。

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