我々は、人の子ですから、自分の生きた証を何らかの形で後世に伝えたいと考えるのはごく自然なことだと思います。
ブログとかに自分の考えを書くとか考えられますが、将来ブログのサーバー会社が倒産したりすると、そこで情報蓄積と伝達は途絶えて、後世に伝わらなくなってしまいます。
もう一つは、自分の考えの電子書籍化を行うことです。例えば、以下のリンクのように、国立国会図書館に自作の電子書籍を持ち込んで、永久的に保存してもらう、というのが考えられます。
2013年7月1日から電子書籍(epub、PDF、DAISY形式)も国会図書館への納本対象になり、サービスが開始されました。早速、当方も利用し、今まで別途書きためていたepub文書を沢山納入手続きしました。納入対象は、当面は無償・非DRMに限定されるようです。
国立国会図書館 オンライン資料収集制度(eデポ)
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/online_data.html
利用者は、書籍そのものを直接国立国会図書館に送るのではなく、書籍の有りかを示すURLを国立国会図書館に送ります。
国立国会図書館はロボット検索を使って、そのURLのところに置かれた書籍ファイルデータを自動的に吸い取って、内容を確認し、登録を行うと考えられます。
基本的には、webサービスが利用可能なディスクスペースの特定フォルダに、個別にepub電子書籍文書ファイルを置いて、各ファイルへのURLをフルパスで記述したデータを、1つずつ、別途用意したHTML記述のwebページに書き込んで、その文書のタイトルに、リンクの形で表示します。
書籍タイトル、作成者名、出版社名や発行日時のような書誌データ入力欄を一通り埋めた後の次の2つの欄で、上記のように作成したwebページURLと、個別のepub文書URLとをペアにして、それぞれ誤りの無いように記述します。
webページURL http://aiura.tc.com/ebook/ronbunsyuu.html
epub文書URL http://aiura.tc.com/ebook/book1.epub
みたいで大丈夫です。
なお、国立国会図書館による定期収集についてという項目がありますが、これは、雑誌のように定期的に出版される書籍が対象になるようです。普通の本は継続収集対象外の模様なので、継続出版を希望しないの方を選択します。
最後に、申し立て者の情報、氏名、メールアドレス、申立者と書籍作成者本人との関連を一通り書きます。
後は、一番下の同意ボタンを押すと、確認画面になるので、そこでOKすると、URLデータが国立国会図書館に送られて、後日(筆者の場合は、半日程度)で、国立国会図書館の方から、書籍収集済みと、収集した書籍内容を確認した旨のメールが送られてくると思います。その後、書籍がロボットで自動収集される模様です。
本の数がたくさんあると疲れますが、事前に作成したwebページデータを、所定の置き場に置いて、そこから順次、本のタイトル名、webページURL、各本のダイレクトなepubファイル等へのURLをひとつずつコピーしては、国立国会図書館のサイトの入力欄に着実にコピーしていけば、上手く行くと思います。
改訂版は、きちんと改訂版と記入するようにします(記入しないと、国会図書館側からチェックが入ります)。
書きためたブログの内容を、エクスポートし電子書籍化して、国立国会図書館に納めるのが良いと個人的には思います。ただ、読まれるのが国会図書館内に限定されてしまうので、自分のアイデアを社会に広く流布させるには、生前はブログや、Amazon電子書籍販売(Kindle Direct Publishing)とかで対応するのが良いと思います。
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